虹色~world~
さっきまで真剣だった雰囲気は感じられず
満面の笑みで数十万円する絵の具セットを差し出してきた。
...用意してるって事は
「最初っから僕に拒否権はないんですね」
先生「ははは、、、バレたか。
高校も行ってもらいとこがあるんだ。
頭がいいとこだが、空くんなら普通に行けるだろう」
「僕に期待しすぎじゃあないでしょうか?」
先生「成績表は空くんお母さんからもらっているよ...いつも学年1位の空くん☆」
「はぁ、母さん......何してくれてんだ。
で、どこの高校ですか?」
先生「この県で一番の速水高校だ」
「はあ!?僕でも...その高校は...」
先生「大丈夫だぞ?この前何故か試験やらされたろう?」
「はい。試験会場に....って!?もう、試験受けてる感じですか!?」
先生「ああ、受けてるっていうかもう、受かったぞ」
「...もう、本当に拒否権なかったんですね。
少し悲しいんですが!」
先生「てことでよろしくな...空くん!」
「久しぶりにあったはずなのに...扱いが酷いですよ......」
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