私は貴方に、叶わない恋をした。【続編】
「まぁ、俺は永井が来てくれたから嬉しかったけどさ」
ふんわりと笑ってヤスが言った。
「…そっか」
その笑顔があまりにも綺麗で、思わず目線を反らしてしまった。
「お待たせしました。ホットコーヒーです」
女性の店員さんが、ヤスが頼んだホットコーヒーを持ってきた。
「何か他にご注文はございますか?」
「!」
あ、そうだった!飲み物…
もう一度、メニューと睨めっこ。
「えっと…じゃあ、ミルクティーをホットで…」
「かしこまりました」
そう言うと、店員さんは行ってしまった。