私は貴方に、叶わない恋をした。【続編】


「永井、その表情は勘違いしてるでしょ?」

「だって…」


高校生がベビーショップに買い物に来るって…


「離婚した母親が再婚して、子供が産まれたんだって」

「え!?」

「久しぶりに連絡来たと思ったら、その報告。ついでに、出産祝いもくれって催促」

淡々と話すヤスに対して、こっちは衝撃的すぎて言葉も出ない。


確かヤスの両親ってお互いに好きな人が出来て離婚して、ヤスが邪魔になったから一人暮らしさせてるってー…

え…そんなヤスに対して、出産祝いの催促ってー…


ヤスは何とも思ってなさそうな表情してるけど、複雑すぎる。


「で、こんなとこ一人で入れないから、永井に付き合ってもらおうかなっと思って。行こ」

「え!?ちょ…」




ヤスに手を引っ張られるように、店へと入った。







< 7 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop