私は貴方に、叶わない恋をした。【続編】
この声まさかー…
起き上がらせた身体に、力がこもる。
「大丈夫?永井」
「…ヤス」
ドアから顔を出したのは、制服姿のヤスだった。
「入るね」
そう言い部屋に入った、ヤス。
どうして、私の家にー?
さっきよりも、身体に力がこもる。
「突然来てごめん。驚いたよね?」
ヤスがベットの側まで来た。
「う…ん」
驚きすぎて、言葉が見つからない。
「今日配られた課題、持って来た」
ヤスは鞄から数枚のプリントを出すと、机の上に置いた。
「後、今日までの提出物を預かってくるように頼まれたんだけど…」
ヤスの行動を茫然と見てしまう。
「永井?」
「え!?あ…提出物ね…えっとー…」
昨日の出来事だというのに、ヤスの態度はいつもと変わらない。