純愛小説家
こうやって。
時間割を…思いつつも、少しでも長く、俺に引き止めておこうと、約束ごとを作ってしまう。

逢いたくて、触れたくて。
ただ、一緒にいて欲しくて…。


「明日たのしみ~」


こんな俺に。
三嶋のことを思いやることなんて、出来るんだろうか…。


あの頃と変わらない笑顔の裏で。
三嶋の気持ちは、どこにあったんだろう…?


ちゃんと考えてる振りをしながら、俺は今日も。
三嶋と抱き合うことを考える。

ベッドの上。
俺だけのものになる、その一瞬を…。

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