純愛小説家
──

ホテルにチェックインして、ツインルーム。


「涼しい~!眺めいい~!」


エアコンのきいた涼しい部屋。
目の前に広がるオーシャンビューに、三嶋が悲鳴にも近い声をあげる。

そんな三嶋を前に、俺は自然と目を細めて。


「!宥…?」


思わず、後ろから抱きすくめる。
抱きすくめながら、


「…ン、や…」


耳元に、キスを落とす。


「宥…」


そのまま、なぞるように首すじに。


「ね…、待って、宥…」


キャミソールの紐を下ろして、肩に…。

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