純愛小説家
ウチのは少し、休んでからでいいよ…。

と。

藍田に、猶予を貰って。
とりあえず、荷物を少し整理した。

仕事に必要な物と、生活に必要な物をダンボールから出して。
足りない物の買い出しに行った。

久々の地元。

知り合いの、一人や二人に会うかな、思っていたけど。
平日の昼間という、時間帯のせいだろうか。
特に誰かに会うこともなく。

まぁ、会えば会ったで、仕事の話になることを考えたら厄介だけど…。

全く誰にも会わないっていうのも、


“それはそれで、つまんねーな…”


感じていた。

< 12 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop