純愛小説家
大きく、ショックな出来事があった反動なのか。
それとも俺が、今まで気づこうとしてなかっただけなのか…。


「っつーか。ほんと、無理すんなよ」
「…おぉ」


色々と、心があったかくなるような。
嬉しくなることが多すぎて。


「よしっ。じゃあ、ガンガン飲んで、ガンガン食いまくろうぜ」
「だな」


また大きな何かがあるんじゃないかと。
ちょっと不安にもなったりするけど…。

厄年、ではないはずだし。
まぁ、また。


─どうにか立ち直るんだろう


思えた。

ツラい出来事の後には、いい出来事が待っている。

ツラく、嫌なことがあるからこそ。
そのいい出来事が、幸せだと、感じることができるんだろう。

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