純愛小説家
あれから4年。

もしあの時、衝動に逆らっていたら。
きっと、掴めてなかった幸せ…。

あの頃。
こんな穏やかな気持ちで過ごせる日が来るなんて。
思ってもみなかった。


ただ…。


俺はやっぱり、

【純愛小説家】

呼ばれているけど。

未だに、純愛小説を書いてる…、という自覚はない。

でも。
藍田いわく。

俺と三嶋は、


「純愛だろ」


らしい。

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