純愛小説家
そして───。
「ン……、河合、クン…」
このまま。
朝なんて来なければいいと思った。
俺の部屋。
ベッドの上。
「三嶋、三嶋……」
何度、名前を呼んだだろう。
「あッ……河合、ク、ン…」
漏れる吐息。
その唇からこぼれ落ちる、俺の名前を呼ぶ声…。
カラダを重ねたかったわけじゃない。
抱きたくて、戻ってきたわけじゃないけど。
「────」
その声は、どうしようもなく、俺を駆り立てて。
「ひかり…───」
「ン……、河合、クン…」
このまま。
朝なんて来なければいいと思った。
俺の部屋。
ベッドの上。
「三嶋、三嶋……」
何度、名前を呼んだだろう。
「あッ……河合、ク、ン…」
漏れる吐息。
その唇からこぼれ落ちる、俺の名前を呼ぶ声…。
カラダを重ねたかったわけじゃない。
抱きたくて、戻ってきたわけじゃないけど。
「────」
その声は、どうしようもなく、俺を駆り立てて。
「ひかり…───」