純愛小説家
もし藍田が中学ン時からの友達じゃなかったら。
絶対に断っていただろう。


「こんにゃく…?」
「そっ。超ベタでしょ」
「これを、ペタッと…?」


藍田は中1から高3までの6年間。
(この時点では5年?)
ずっと同じ相手に片想いしていて。


「客入れるぞー」
「りょーかーい!入って来るって。絶妙のタイミングでね、こんにゃく」
「…わかった」


高校が離れてからもずっとで。
学祭にも招待し続けていた。
1、2年の時は玉砕だったけど。
粘った成果か。


【これから行くね(^-^)
案内よろしく】


届いたメールを見せられた。

< 74 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop