純愛小説家
正直。

本気で誰かを好きになる。

その感覚はまだ分かんなかったけど。

誰かを好きになる。

それくらいはわかっていて。
藍田も、決してモテないわけじゃないのに。


「狙い場所は?」
「ズバリ、顔」


理屈じゃない。

思えば、藍田から学んだ気がする。

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