純愛小説家
─逢いたい


ただ単純に。
そう思った。

俺に、


─こんな部分が…?


ほんとに。
自分でも驚くほど、その後の行動は速かった。


「引っ越し、ですか?」
「地元に戻ろうかと思って」
「地元って、確か…」
「北海道」
「ほっかいどう!?」


まず、各出版社の担当さんに知らせて。

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