純愛小説家
例えばあの頃。
告白していたとしても。
あの夜。
思いとどまって、気持ちを抑えてたとしても。
後悔はあったんだろう。
きっと…。
後悔しない為にとった、行動だったとしても…。
「飲まないの…?」
─カラン…
グラスの氷が溶け出して、三嶋が俺に言葉をかける。
薄くなっちゃうよ、…と。
三嶋の手には、ミルクたっぷりめの、コーヒーが入ったグラス。
「ひかりの。ひと口飲まして」
「えっ?」
「ミルクたっぷりバージョン」
「…いいけど」
告白していたとしても。
あの夜。
思いとどまって、気持ちを抑えてたとしても。
後悔はあったんだろう。
きっと…。
後悔しない為にとった、行動だったとしても…。
「飲まないの…?」
─カラン…
グラスの氷が溶け出して、三嶋が俺に言葉をかける。
薄くなっちゃうよ、…と。
三嶋の手には、ミルクたっぷりめの、コーヒーが入ったグラス。
「ひかりの。ひと口飲まして」
「えっ?」
「ミルクたっぷりバージョン」
「…いいけど」