農民生まれの魔女
ローズは独占欲が強すぎる
その事がケイトにとって逆に負担になっていた
イヴが隣に目を移すと
ゾクッとするような冷徹な眼差し
整った顔立ちだけに恐ろしさが倍増する
ケイト君のこんな表情初めて見た……
イヴにいつも向けられていた表情との
ギャップに正直驚いた
「ちょっといいかな」
ケイトが魔性の様な笑みで言う
「僕は君の物になった覚えは無いから
勝手にもう、
自分の物設定にするの止めてくれる」
今のケイト君は全く紳士じゃない
「え、……どうして」
ローズは今のケイトの発言に
よっぽど驚いた様で言葉を失っている