農民生まれの魔女
それで今に至る
家に着いたら男達に捉えられた
目の前にはお父さんとお母さんに複数の刃物が刺さっている
ぎりぎり息をしている状態だ
イヴの頭の中に怒りの2文字が浮かぶ
「お前らこいつの目の前でやっちまえ
俺の子供をあんな無惨な姿にしやがって
もうあの笑顔が見れ無いんだぞ!」
私が殺してしまった子供の父親が怒りながら泣いている
その瞬間イヴは目の前で泣いている父親を怒れなくなった
元はと言えば魔法の制御が出来なかった私が悪いのだ
「ごめんなさい」
イヴは土下座をして謝罪した
「謝って済むとは思えないけどごめんなさい
こんなつもりじゃ無かったんです
罪は私が償いますどうかお母さんとお父さんを
見逃して下さい」
イヴは必死に謝罪したが
「俺はお前に深い苦しみを与えなければ気が済まない。それにお前魔女だ異端な存在は排除しなくてはならない、もちろん血が繋がっているものもな」
そうだそうだと農民達が後に続く
そして私に石を投げつける
「そんな!」
「お前らこの女を縛れ」
私は強引に縛られた
「お願い、親だけは止めて!」
「ぐちぐち五月蝿いな、早く殺せ」
そう男が指示して、斧を持った人がお母さん、お父さんの首を目指して振り落した
「いや、止めてーー!」
最後にお母さんとお父さんが息絶え絶え言った言葉を聞いた所で私の意識は途絶えた