農民生まれの魔女
「起きなさい!」

声の先には顔を茹でダコのように真っ赤にさせた先生がいた

おそらく、今までこんな事は無かったのだろう生徒が居眠りをするという
あるまじき行為にプライドがボロボロにさせられたみたいだ

「ふぇっ?あ、先生おはよう」

そう言ったら先生が震えだした

「バカにしやがって」
そう言うと先生は魔法を発動させようとした

咄嗟にレムが止めようとする
何秒も速く魔法の発動が遮られた

レムの背筋に再度緊張感が漂った

「先生、早く進めてくれませんか?」

………代表生…
彼に皆が同調して頷いた

生徒たちの顔が、落ちこぼれに構う時間がもったいないと書いてあった

その間代表生は始終ニコニコと笑っていた、口だけは

先生はグッと堪え、教団に戻った
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