俺様副社長のターゲット
私は手を上げれば、隣に座る尚輝も手を上げている。



「副社長は疲れてるから寝れば?」


「年寄り扱いするな。2つしか違わないからな。」


「そうですけど。」



すっかり酔いの回った私はそのまま真央と尚輝、佐伯課長と四人でカラオケに行くことになった。


お店の外に出て、帰宅するメンバーに挨拶をする。



「「「お疲れ様でした。」」」


「社長、今日はありがとうございました。」


「いや、楽しかったよ。松井さん、これからも期待してるよ。」


「はい、ありがとうございました。」



私達は社長に挨拶をして、次のカラオケに向かった。



今からだと朝までコースか?



馴れた感じで真央がカラオケルームを頼んでいる。私は取ってくれたカラオケルームに入った。


ソファーに腰掛ければ隣には尚輝が座り、真央の隣には佐伯課長が座る。
< 73 / 229 >

この作品をシェア

pagetop