俺様副社長のターゲット
私は煌太にメッセージを入れてマンションを後にした。すぐに煌太からのメッセージが返ってきた。



『もうすぐ帰る。待ってろ。』


『ごめん、眠いから帰る。また明日来るね。』



私はそのまま鞄に携帯を仕舞った。もう今日は疲れて眠りたかった。


混雑する電車に乗って私は家に帰った。



「ただいま。」


「おかえり。最近、遅いわね。ご飯は?」


「ごめん、今日はもう疲れたから寝るね。明日、シャワー浴びたいから早めに起こして。」


「仕事大変なのね。大丈夫なの?」


「大丈夫。ごめん、おやすみ。」



私はお母さんに嘘をついている。本当は煌太のマンションに寄って遅くなっているのに、両親にはその事を話せないでいた。そして仕事だと嘘を―――――。


私は自分の部屋に入ってベッドにダイブした。



「疲れた。あと2日か~。」



私は疲れから目を閉じた。鞄の中の携帯を見る余裕もなく。
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