夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「っ……。」

目を逸らしたいのに、逸らせない。


女性は一度唇を離して微笑むと、
再びヴァロンに口付けて…。
舌を絡める様に、
深いキスを強請るように口付けを繰り返す。


「……下手くそ。」

ヴァロンはボソッと呟くと、
女性に噛み付く様な口付けを返して…
壁に押し付けた。

「ンッ///。」
と、女性が思わず目を閉じると…。
ゆっくり、舌を口内から抜いて…。
チュッと触れるだけのキス。

……ヴァロンが唇を離すと。
女性はさっきとは違った熱っぽい表情で彼を見上げていた。


「///ッ……。」

その光景に身体が熱くなる。
まるで、
自分がキス…されたみたいに……身体が疼く。

仕掛けたのは女性なのに…。
一瞬のキスで、
ヴァロンは女性を虜にして…黙らせた。


彼に惹きつけられたまま見つめていると、
私に気付いたヴァロンと目が合った。
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