夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「!……っ///。」
ドキンッと鼓動が跳ねて、
私は思わずヴァロンから目を逸らした。
「連れ来たから行くわ。
次はもっと上手く客引けよな?」
ヴァロンは女性にそう声を掛けると、
ゆっくり私の方に歩み寄って来る。
足音にすら敏感に反応してしまって強張る私に、
何も知らないヴァロンが背後から肩を抱く。
「遅えぞ、シュウ!
お陰で絡まれただろ?責任とれよ。」
「せ、責任って…///。
君ノリノリで楽しんでたじゃないですかッ…!」
抱かれた肩が震える。
ヴァロンの顔が見れない。
赤面した顔を隠す様に俯くと、
ヴァロンはスッと私から少し離れた。
「…お前さ、純情すぎだな。
せっかくいい顔してんのに勿体ねぇ。」
「///っ…ヴァロンは軽すぎです!
あんな…好きでもない女性と……ッ///。」
思い出してまたボッと赤くなる私に、
ヴァロンは溜め息を吐く。