夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
ヴァロンの母親の事。
夢の配達人の調査員が調べていた。
きっと彼は、
さっきの女性を母親と重ねていたんだ。
厳しい世界の中で生きられる様に…。
悪い道に行かない様に、したかったんだ。
「……。
少しくらい、幻滅させて下さいよ。」
呆れた様に呟いた。
「…あん?何か言ったか?」
「…いえ、何でもありません。
あ!店の予約時間とっくに過ぎてます!
ヴァロン、行きましょう!」
二人でお店まで、
久々に競争する様に走った。
楽しくて、全てが輝く。
ヴァロンといると本当に夢の様で…。
醒めないでほしいと、いつも願っていた。
……
………。