夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「頑張るんですのよ、アカリ。
大丈夫ですわ。
ヴァロンはアカリが大好きですもの。
絶対にアカリから誘ったら喜びますわ!」

「///……う、ん。」

私が小さな声で頷くと、
モニカは離れて微笑んだ。


「気になった事も、悩み事も。
ちゃんと話し合えば大丈夫!
今までも色々な事を乗り越えてきたんでしょう?
今回だって、
ヴァロンを信じてあげればいいんですわ!」


ヴァロンを信じる。

そうだ。
ヴァロンはいつだって私を大切にしてくれた。
私を傷付けない様に、必死だった。

私に触れないのも。
自分の過去を話さないのも。
きっと何か事情があるんだ。


「……モニカ。私、頑張るね!」

今夜、ヴァロンと話そう。
しっかり向き合おうと決意して、
私はモニカに微笑んだ。
< 123 / 497 >

この作品をシェア

pagetop