夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「///……。
なんか、違う人…みたい……。」

いつも見てるヴァロンと…。
ううん、住む世界が違う人みたい。
まるで絵本の中から飛び出してきた妖精とか、
人とはまた少し違う不思議な魅力。


ずっと見ていたい気持ちと。
ずっと見ていると、
何故だか切なくなる気持ちが葛藤する。


「……。」

私は迷いつつも、
パラッとページを…めくった。


「!……ッ///!?」

見た瞬間。
また、息が止まる程の衝撃が走る。

そこに映っていたのはまさに妖精。
雨上がりの晴れ渡る虹の下で、
仕事の成功を喜んで最高の笑顔で、
喜びを身体全体で表して跳び上がる美しい女性。

同性の自分でも魅了されてしまう。
光に輝く白銀の髪。
笑顔で少し細まった透き通る水色の目は、
色っぽいとも可愛いとも捉えられる。

”夢を届ける妖精”と記された文字がピッタリだ。
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