夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「え?…アカリまで?
……何か、あったのか?」
自分から「ただいま。」と言う前に、
待ち構えていたかの様な私と猫リディアにヴァロンは驚いた様子だ。
「あ、ううん!
リディアが急に駆け出したからどうしたのかな、って付いてきただけ…。
おかえりなさい、ヴァロン。」
「……ただいま。」
私が微笑むと、
ヴァロンも優しい笑顔を返してくれる。
嬉しくて嬉しくて、
私の頭からさっきまでの事がスッと消えてしまった。
「ね?ヴァロンお腹空いてる?
夕飯何か作ろうか?」
「ほんと?嬉しい。
それ期待して、何も食わずに帰ってきた。」
ヴァロンの嬉しい一言に、
私はすっかりご機嫌。