夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
っ……そんな。
私、今夜こそは…って……ッ///。
私は、勇気を出して声を掛けた。
「ヴァロン…!ま、待って…///。」
私が呼ぶと、
ヴァロンは「ん?」と仕事机に向かおうとしていた足を止めて振り返る。
「///っ……私、ヴァロンと……。
は、話したい…事が……あるの///。」
自分の手を握り締めてヴァロンを見つめる。
彼が、首を傾げて私を見た。
「……どした?」
「///っ……あの、ね…。
わ、私は…ヴァロン、と……。……あれ?」
恥ずかしくて少し目を逸らした時だ。
私の目に、ヴァロンの手首が映った。
左の手首…痣になってる。
「っ…ヴァロン?
その手首っ…どうしたの?怪我ッ?」
私は慌てて駆け寄り、
ヴァロンの左手にそっと触れると少し持ち上げて状態を確認した。