夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
テーブルの上にあった、
後片付けの途中だったお皿。
揺れた衝撃でテーブルから落ちて…。
ガシャーンッ…!!
と、激しい音を立てて…割れた。
……。
シーン…となって。
私の荒い呼吸音だけが…響く。
そんな中…
私に覆い被さる様にしていたヴァロンが、
ゆっくり離れる様に少し身体を起こして…。
私を、見降ろした。
朦朧とする意識。
私は潤んだ瞳でヴァロンを見上げる…。
そこには…。
目を見開いて固まる、彼。
「……。……え…?」
ヴァロンは苦笑いすると、
片手で頭を押さえて状況を確認する様に見渡す。
…そして。
乱れた着衣で、己の下で床に組み敷かれた私を…見た。