夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「っ……頼むから、止めてッ……。」
俺は自分で自分の手を握り締めると、
その場にゆっくりしゃがみ込んだ。
「……アカリだけは…俺の欲望で……。
汚したくッ……ない……。」
純粋なあの瞳を。
俺に微笑んでくれるアカリを…。
……もう、愛する人を失いたくない。
「……ッ!」
俺は立ち上がって衣服を脱ぎ捨てると、
お風呂場に入ってシャワーを頭から浴びる。
冷たい冷水。
頭から足の先まで流れていくのに、
俺の身体と心の熱はなかなか冷めてくれない。
……。
仕方ない…。
汚いと思いながら…。
俺は、自分で自分自身を慰めた。
溜まった欲望を吐き出さないと、
俺は間違いなくアカリをめちゃめちゃにしてしまうから……。