夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「……どした?」

堪えろ、堪えろと心の中で囁いて…。
俺は自分を抑えてアカリを見つめた。


「///っ……あの、ね…。
わ、私は…ヴァロン、と……。……あれ?」

…でも。
何故か恥ずかしがっているアカリが伏せる様に目を逸らして…
俺の手首の痣を見付けてしまった。


「っ…ヴァロン?
その手首っ…どうしたの?怪我ッ?」

その言葉にハッとした時には遅くて…。
慌てて駆け寄ってきたアカリは俺の左手にそっと触れると、
少し持ち上げて状態を確認する。


彼女が、間近にいる。
それだけでドクッと鼓動が高鳴った。


……。

触れられた手が、熱くなる。

フワッと香る、アカリの匂い。

彼女を見降ろすと…。
ボタンの外れた隙間から、
白くて細い首筋と、鎖骨と……。

想像していたよりも大きな胸が、
薄いラベンダー色の下着に包まれて美しい谷間を…作っていた。


…理性が、崩壊する。
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