夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
大切にしたかった。
愛しているから、大切にしなきゃと思った。
アカリが嫌がる事や不安がる事はしない。
笑顔でいてほしいから、
怖がらせたり困らせたりしたくない。
もう、無理矢理…。
私欲だけで身体を繋げないと、誓ったのに…。
「っ……ごめッ…。
暫く…俺に、近づかないで……ッ。」
これ以上、
アカリの瞳を見ていられなかった。
その場から逃げ出す様に彼女に背を向けると…。
「っ…待ってッ……。
待って…!ヴァロンッ…!!」
俺の背中に抱き付いて、
アカリが必死に語り掛けてくれた。
「っ……嫌じゃないッ。
///……私、全然…嫌じゃ……ないよ?」
……。
でも、この時の俺には…。
アカリの言葉が俺を慰めてる様にしか…
聞こえなかった。