夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
隠し撮りされたいくつもの写真。
誰から入手したのか、
許可した覚えもない写真ばかりだった。
俺はこの雑誌の記者達に嫌われてる。
理由は簡単。
俺がこの雑誌の取材に、
一度も応じた事がないからだ。
だからいつも、
憶測である事ない事を書かれ続ける。
俺の名前を使えば、
俺のネタを題材にすればこの雑誌はいつも飛ぶ様に売れた。
人間は不思議な生き物だから、
謎に深まれたものを知りたいと興味を持つ。
それが例え、
知られたくないと本人が思っていてもだ。
傷口を、平気で抉るような真似するんだ。
……なんだ。
必死に隠してきたのに…。
守ろうとしてきたのに、無駄だったんだ。
……。
アカリも、そっち側の人間…なんだ。