夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……。
抱き締めて…いい、かな……?」
勇気をだして、呟いた。
「///……うんっ。」
俺の言葉に、喜んで頷くアカリ。
不思議な気持ちだった。
今までも愛おしくて、大切な存在だったのに…。
もっともっと、深い気持ちが湧き上がる。
アカリの背中に手を回して、
そっと抱き締めた瞬間。
身体を繋げるよりも、
暖かい気持ちが…俺の心に沁みた……。
……そっか。
愛し合うって…こういう事なんだ……。
安らぎ、温もり。
互いに分かち合う事を、そう呼ぶんだ。
……。
俺は気付いたら、
アカリを抱き締めて目を閉じていた。
甘える様に、
彼女の頭に頰を擦り寄せながら…。
俺はすぅ…っと、眠りに落ちていった。