夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
……ダメだ!
じっとしてると時計ばっかり見ちゃう。
夕飯の用意しよう!
私はソファーから立ち上がって髪を束ねるとエプロンを装着。
その時…。
リンリーン!と呼び鈴が鳴った。
!……ヴァロン!?
思わずハッとして玄関に向かう。
……。
でも、よく考えたら…。
ヴァロンは鍵を持ってるから呼び鈴を鳴らす訳がない。違う人だ。
レナとレイが今日来る予定もない。
私は一応、警戒して覗き穴から外の様子を伺った。
そこに居たのは…。
茶髪に眼鏡をかけた男性。
「!……シュウさん?」
私は鍵を解除して扉を開けた。
すると…。
「!……。
あ…こんばんは。アカリさん。」
「?…こんばんは。」
私と目が合って、
何処か気まずそうにするシュウさん。
その様子に、もしかしてヴァロンに何かあったのではないかと気になる。