夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……。
私が、アカリさんの悪口を言ったんです。」
「!……へ?」
信じられない私に更にシュウさんのその一言。
私が目を見開いて見つめると、
顔を上げたシュウさんと目が合った。
真剣な瞳で見つめられて、ドキッとする。
「……私は貴女とヴァロンが……。
!……っ。……アカリさん?その、首……。」
私の顔を見つめていたシュウさんが、
少し視線を落として首元を凝視した。
「?……首?
……。///っ……あ!」
すっかり忘れてた。
この前ヴァロンに付けられたキスマーク。
全然消えなくて、髪の毛で隠してたのに…。
夕食を作ろうとして髪を纏め上げて…そのままにしていた。
「ち、違うんですっ…///!
これはっ…その……ッ///。」
や、やだやだッ…///!
すっかり…忘れてた…っ///。
私は慌てて髪を解くと自分の髪で首筋を隠した。