夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「シュウさんといる時のヴァロン、
遠慮がないって言うか…自由って言うか…。
私の目には、生き生きして見えるんです。」
ヴァロンがあんな風に口や態度を悪くするのは、シュウさんを信頼してるから。
シュウさんが絶対に自分を見捨てないって、思ってるからだ。
「……喧嘩しても、大丈夫ですよ。
ヴァロンはシュウさんが大好きですから!」
悔しいけど、本当にそう思う。
私が微笑むと、
シュウさんは少し困った表情で…微笑んだ。
「……。
貴女には、敵いませんね。」
ふ〜っ、と溜め息をついて…。
シュウさんは私の淹れたハーブティーを飲むと、ソファーから立ち上がった。
「……また。
遊びに来ても…いいですか?」
「はい、もちろんです。」
来た時よりも少しシュウさんの表情が明るくなった気がした。