夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
(2)
……。
………。
帰ろうとするシュウさんを、
私が玄関にまでお見送りに行くと…。
カチンッと鍵が解除されて、
玄関の扉がガチャッと開いた。
「!……えっ?
……。シュ、シュウ…。」
「!っ……ヴァロン…。」
帰宅したヴァロンと、
帰ろうとしたシュウさんが鉢合わせ。
「ヴァロン、おかえりなさい。
シュウさん、
連絡が取れないって心配して来てくれたんだよ?」
気まずそうにしているシュウさんに代わって、
私は状況を説明した。
するとヴァロンは、
自分が持っている仕事用具の入った鞄を漁る。