夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「?……ヴァロン?」
雰囲気の変わったヴァロンに、
私も思わずに真顔になって見つめ返す。
「…たくさん、心配かけてごめん。
……。不安にさせて、ごめんね。」
今までに見た事ない。
生まれ変わったみたいな、ヴァロンの表情。
「俺の話、聞いてくれる?
俺と、リディアの話…アカリに聞いてほしい。」
大人な、落ち着いた口調で。
彼は言ってくれた。
受け止めたい。
ヴァロンの全てを…。
「…うん、聞かせて。
私、ヴァロンの事を…もっと知りたい。」
私達は、
顔を合わせて二人で笑顔で頷いた。