夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【リディアの家】

全く起きないリディアを抱いたまま、
俺はなんとか鍵を解除して扉を少し開ける。
隙間に脚を突っ込んで扉を身体が通る位まで開くと強引に玄関に入った。

リディアに引き取られて以来、
俺はずっとこの家で一緒に生活してきた。
もちろん、寝室は別々。


俺はリディアを彼女の部屋に連れて行き、
ベッドにそっと寝かせた。
すると、そのタイミングでリディアが薄っすら目を開ける。


「ん〜…ここ、どこぉ〜?」

「家だよ、家。
あんたの部屋だろ、どう見ても…。」

コイツこんなになって、
明日の仕事オフなんだろうな?
そう思いながら俺が立ち上がろうとすると、
リディアが腕を掴んで止めた。
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