夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
(3)
相手は白金バッジのリディア。
俺の元師匠。
前回下剋上で金バッジを奪った奴とは、
格段にレベルの違う相手だった。
頭脳、精神力、身のこなし…。
これまで夢の配達人としての場数、経験。
とても俺の敵う相手じゃない。
一つ、勝てるとしたら…。
それは男と女の違い。
圧倒的に俺がリディアに勝るもの。
”力”勝負に持ち込むしかない。
……。
俺は、機会を待った。
計画を練って、
確実にリディアを仕留められる日を…。
一度きりで、終わらせたかった。
もう、何度も顔を合わせるのは…辛かった。
成功しても。
失敗しても。
俺はリディアに会うのは今日が最後だと…。
決めていた。