夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
……。
っ……負けてッ…たまるか……ッ!!
俺はグッと力を込めて後ろに跳ぶと、
背後の壁にリディアをバンッ!!とぶつけた。
その衝撃で一瞬怯む彼女の力。
今、っ…だッ……!!
俺は自分の腕を背後にいるリディアの後頭部に回して前のめりになると、
そのまま背負い投げする様に彼女を床にバァンッ…!!と、叩き付けた。
「っ……!
ハァッ……ハァッ……。っ…。」
リディアを倒したのは、
柔らかいカーペットの上。
俺は彼女を解放すると、
ゆっくり後退りする様に離れて呼吸を整える。
さっきまで締め付けられていた喉を押さえながら、リディアを見つめていると…。
仰向けに倒れていた彼女が、
グッと身体に力を込めて…身を起こし出した。