夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
リディアの両肩を掴んで、
俺は彼女の顔や身体に傷がないか慌てて確認する。
……。
大丈夫だ。
どこにも、怪我はない。
「……良かった。」
ホッとして、
安堵の溜め息を吐くと…。
「///……ッ。
バ、カッ…!アンタの方が……っ///。」
飛び散ったガラスで切れた俺の頰の傷に触れて、
泣きそうな表情のリディアが…目の前にいた。
顔を真っ赤にして…。
瞳を潤ませて…。
また、”女の表情”をした…リディアがいた。
……。
ねぇ?何で…?
何で俺に、そんな表情すんの…?
俺達は何で…。
こんな風になっちゃったの…?
臆病な俺は、
大事なその問い掛けを…言えなかった。