夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「生きていれば、喜びや楽しい事がある。
生きてさえいれば、幸せだと思える。
教えてくれたのは、ヴァロンです。
私にとっては最高の夢の配達人なんですよ。」

トクンッ…トクンッ…って。
シュウの鼓動が伝わってきて、
まるで俺の心臓を一緒に動かしてくれてるみたいだった。


「…一緒に見付けに行きませんか?」

「……。何を……?」

呟いた俺から少し離れて、
シュウが顔を覗き込んで微笑む。


「新しく、一緒に出来る事です。
無断で夢の中断して悪いと思ってるなら、
別の事でまた私をワクワクさせて下さい。」

そう言ったシュウは、
俺の手を引いて…再び歩き出した。


「”ヴァロンにしか出来ない事”でしょう?」
……。それまで、死ぬのはなしですよ!」

……。

シュウの言葉が、
止まりかけていた俺の心臓を…動かしてくれた。
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