夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【6月13日/自宅】
「……それから、17年。
とにかく忙しく夢の配達人として生きてきたんだ。」
全てを話し終えて、俺はアカリを見た。
彼女は俺の手を握ったまま、
ただじっと見つめていた。
「色々と、酷い男だろ?
”良い男”なんて、俺には遠いな…。」
空高く輝く虹は、手の届かない存在。
まだ俺には、見えない景色。
どんなに空を見上げても、
もう一度出逢う事が…出来ない。
「…もう俯かない。
そう決めたのに、アカリを傷付けちゃったしね。」
素直に気持ちを伝えなきゃ後悔する。
リディアを失ったあの日。
そう、学んだ筈だったのに。
なのに、
俺はまた1番愛する人に臆病になった。
アカリに拒まれる事を恐れて、
また大切な人を傷付ける行為をしようとした。
「……それから、17年。
とにかく忙しく夢の配達人として生きてきたんだ。」
全てを話し終えて、俺はアカリを見た。
彼女は俺の手を握ったまま、
ただじっと見つめていた。
「色々と、酷い男だろ?
”良い男”なんて、俺には遠いな…。」
空高く輝く虹は、手の届かない存在。
まだ俺には、見えない景色。
どんなに空を見上げても、
もう一度出逢う事が…出来ない。
「…もう俯かない。
そう決めたのに、アカリを傷付けちゃったしね。」
素直に気持ちを伝えなきゃ後悔する。
リディアを失ったあの日。
そう、学んだ筈だったのに。
なのに、
俺はまた1番愛する人に臆病になった。
アカリに拒まれる事を恐れて、
また大切な人を傷付ける行為をしようとした。