夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「あぁ〜もう!
帰ったらマスターになんて言えばいいんですか!」

何の準備も、マスターさんの許可も取らずに船に乗せられたシュウさんは頭を抱えてヴァロンに怒る。


「あ?別にジジイ一人でも何とかなんだろ?
一応まだボケてねぇし?」

「ジジイって…!
前から思ってましたけど、
人の親に向かって失礼でしょう!」

すっかり仲直りした二人は、
以前の様に言い合って…楽しそう。

ヴァロンも元気みたいだし、良かった。

私が二人を見てふふっと微笑うと、
それに気付いたヴァロンとシュウさんも顔を見合わせて微笑ってた。

きっとリディアさんも、
二人の仲良しな姿を見たら喜ぶ。
”初めまして”の私より、
二人に会える事の方が嬉しいと思った。


まさか、
私とリディアさんに繋がりがあるなんて…。
思っても、いなかった。

……
………。
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