夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
『男なんて大っ嫌いだった。
勿論、弟子にしたてのガキんちょのアンタなんて男じゃ無かった。
…でも、アンタの瞳。
見つめられるとゾクゾクする眼差し。
その瞳になら、
何度でも貫かれたいと思った。
自分の気持ちと。
私の想像以上に、
素敵な男に成長していくアンタに戸惑った。
でも、一緒に居たくて…。
いつも平然を装って師匠と弟子でいた。
そんな時、病気が発覚して。
しかも、余命宣告されちゃって…
訳が分かんなくなった。』
…俺も、見てたよ。
いつもあんたを見てたんだ。
気持ちを悟られたら、
出て行けって言われるんじゃないか…。
もう一緒に居られないんじゃないか…。
次第に変わって行く男としての気持ち。
一生懸命、抑えてた。