夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
『でも、あと少し…。
あと少ししか傍に居られない立場で、
私はアンタに気持ちを伝える事は出来なかった。
アンタが誰よりも、
愛を欲しがっているのを知っていた。
けど、将来アンタの傍にいるのは私じゃないから…。
なら、せめて…。
未来をアンタに託したかった。』
あと少し…。
あと少しなら、
俺はあんたの傍に居たかったよ。
あんたの口から、本音を聴きたかった。
あの時、俺が欲しかったのは…。
他の誰でもない、あんたの愛だったから…。
分かりにくいんだよ。
確かに当時の俺は、
あんたと幸せに生きていて、
突然それが消えたら…
立ち直れなかったかも知れない。
あんたが突き放してくれたから、
今があるのかも知れない。
…けど、
お陰でたくさん回り道したんだぞ?