夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
『お互いに不器用過ぎて、
たくさんすれ違っちゃったね。
初めて人生に後悔をした。
アンタとの最後の夜。
下剋上の日に、素直になれば良かった。って…。
意地を張る私に、
アンタは優しくしてくれたね。
乱暴な口調とは反対に…。
優しく口付けてくれて。
優しく私に触れてくれた。
暖かくて、心地良くて…。
ずっとずっと、
ひとつになって触れ合っていたかった。
ヴァロン、ありがとう。
アンタの腕の中でだけ、
私は幸せな女の子でいられました。』
…俺も、たくさん後悔したよ。
この夜のリディアを、
何故もっとちゃんと見なかったんだろう?
俺を見つめてくれて…。
抱き合って、
あんなに互いを求め合ったのに…。
”好き”、”愛してる”…。
何故、大切な言葉を言い合わなかったんだろう?