夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
俺は手紙を胸ポケットにしまうと…。
両手を広げて、自分の左右に居るアカリとシュウの肩を抱く様に抱き寄せた。
「……ありがとう。」
驚いて俺を見つめる二人に、俺は言った。
「一緒に居てくれて、ありがとう!」
傍に居てくれた二人に、俺は微笑った。
そしたら、
アカリもシュウも笑顔になって…。
俺達は微笑った。
……。
リディア、ありがとう。
俺はもう大丈夫。
「…一度だけ、言わせて?」
俺は二人から離れて、
リディアの墓の前で跪く様に腰を降ろした。
「リディア。
俺もお前が、大好きだったよ。ありがとう。」
俺は、笑顔で伝えた。
俺達、やっと一緒に微笑えたかな?
俺の背後で、
アカリとシュウも手を合わせて…。
リディアに何か伝えていた。
これからは、毎年来るから。
最後にそうリディアに言って…。
俺達は歩み出した。
……
………。