夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「俺にやらしてよ。
結構上手いんだぜ?髪結ぶの。」

「はぁっ…///?!」

「ほいっ!前向いて前向いて〜。」

ヴァロンは私を海の方を向かせて背後に立つと、髪紐を口に咥えて髪をいじり始めた。
長い指を器用に使い、手ぐしをしながら私の髪を分けて丁寧に結っていく。

初めてされる女子の様な扱い。
しかも、相手は大好きな彼。
微妙に近くて背後に感じるヴァロンの気配に意識が集中してしまう。


「一回やってやりたかったんだよな。
お前の髪、可愛くすんの。」

「ふ、普通でいいですよ…!
早く終わらせて下さいっ…///。」

髪紐で髪を纏められたと思ったら、彼はそこから更にいじっていく。
なかなか終わらない作業に胸がドキドキして落ち着かない。
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