夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「普通じゃつまんねぇじゃん。
綺麗なのに束ねてるだけなんて勿体ねぇって…。」
「///っ……。
ヴァロン、そういう台詞は女性に言って下さいっ…///。」
”綺麗”…。
深い意味はないと分かっていながら、ヴァロンの言動に限界が近付いてきて私は赤い顔を隠す様に俯いた。
すると、
ヴァロンが手を止めて私の頭をそっと撫でる。
「……いいじゃん。
一回くらい、女扱いさせろよ。」
「!……。
……。え……?」
「……お前さ。
俺の事、ずっと好きでいてくれただろ?」
「……。」
……。
……ヴァロン?
今、なんて……?
彼の言葉に、私は耳を疑った。
自分だけ時間が止まった様に、固まる。